流星群の正体は、「彗星」の残り香
2024/08/11

3大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」は、毎年お盆の時期に現れます。
明るい流星が多く肉眼でも観測しやすい流星群です。
北東のペルセウス座付近から美しい放射状に広がる形で現れます。

明日2024年8月12日は、ペルセウス座流星群が極大(一番多く発生するタイミング)です。

ペルセウス座流星群というのは、「ペルセウス座の見える方角に流星がたくさん発生する」ということです。流星とは、簡単に言うと「宇宙にある小さなちりが地球の大気に飛び込んで燃え尽きる現象」いわゆる「流れ星」です。
言葉だけ聞くと、ペルセウス座からたくさん星が飛んでくるように思ってしまいますが、そういうわけではありません。そもそも、星座を形づくっている一つ一つの星々は、地球からの距離がバラバラですので、「ペルセウス座」とか「オリオン座」という星の集団が宇宙空間にあるわけではありません。


ペルセウス座流星群やオリオン座流星群などは、なぜこの日に増えるのでしょう?そもそも、流星群の正体は何なのでしょうか?
気になって調べてみました。

なんと、流星群の正体は、「彗星」が飛び去った後に、その通り道(軌道)に残した「ちり」なのだそうです。(ペルセウス座流星群を発生させるちりを残した彗星は「スイフト・タットル彗星」)

彗星も、太陽のまわりを長細い楕円軌道で回っている太陽系の仲間ですね。その通り道と地球の通り道が重なっていて、彗星が通り道に残していった「ちり」が地球の大気に飛び込んでくるというわけです。ちょうど、その重なるタイミングが今日だということです。

 この広い宇宙で、天体の軌道が重なっているということは、すごい確率です。とても不思議です。でも、彗星自体が地球にぶつかってしまうことはなさそうなので、ご安心を。

(下の写真は、イメージです。図は「国立天文台HP」のものです) 



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